温泉旅行が好きな方に一度体験していただきたいのが「自炊湯治」です。
これを広めたくてブログを始めたといっても過言ではありません。
おっきなお風呂(@okina_ofuro)です。こんにちは。
ぼく、特に「ふるさと」がないんですよね。
だから、大好きな温泉地に再び行くのが「ぼくの里帰り」なんです。
「正月は実家に帰る」とか聞くとちょっと羨ましく感じたりしますね。
移動や費用が大変なのもわかりますけど。東鳴子に帰りたい〜♨️
— おっきなお風呂♨️インふろエンサー (@okina_ofuro) 2019年6月19日
ということで、今回は「勝手に、ぼくのふるさとの実家」認定させていただいております宮城県大崎市の鳴子温泉郷、東鳴子温泉(駅名でいうと鳴子御殿湯)にあります赤這温泉『阿部旅館』を紹介したいと思います。
- ありきたりな温泉旅行に飽き飽きしてきた方。
- 本格的な温泉をリーズナブルに堪能したい方。
- 心底リラックスできる実家のような定宿が欲しい方
に特にオススメです。
すぽんさ〜♨️
目次
「家庭以上に家庭的な湯治宿」宮城県大崎市鳴子温泉郷、東鳴子温泉の赤這温泉『阿部旅館』の魅力
阿部旅館は、インターネット予約を導入されておらず、いまだに電話予約のみの受付を守っております。
これによってどういうことが起こるかと言いますと、楽天トラベルやじゃらんを何となく見て「鳴子温泉ならどこでもいいんだけどな〜。どこか良いとこないかな〜?お!ここ点数高いじゃん!」というような言い方は悪いですが「軽い」お客さんが訪れていないことになります。
ですので他のお客さんは、習慣的に湯治をしておられる古くからの常連さんや、「阿部旅館にまた行きたい!」という温泉を愛する方が中心です。
こういった方は基本的にマナーも良く、親切な方が多いので実は初心者にも安心して泊まれる温泉旅館になるわけです。
また、阿部旅館はご家族だけで切り盛りされている古くからの自炊湯治宿で、皆さんとても親切で家庭的な雰囲気の「とても他人とは思えない」暖かい接客をしてくださいます。
「自炊湯治宿ってどんなところ?」と思った方はこちら
>>自炊湯治宿に行こう!【女性の一人旅もOK】最高の癒しスポット解説
最初は「自炊?え〜!なんかやだ!旅行中は自分で何もしたくない〜!!」と思われるかもしれませんが、一度体験してみるとその「自由さ」「開放感」のトリコになる方が大半です。
ただいまー!帰ってきました♨️#赤這#阿部旅館#東鳴子温泉 pic.twitter.com/IJR3ju8xHs
— ピロピ。🍥HIROSHI♨️しばらく湯活予定なし😰 (@hiro_ike1961) 2017年11月23日
赤這温泉 阿部旅館/浴室にはシャワーやアメニティがなく、館内もエアコンなど設備が全くありません。便利さや快適さがない素朴な湯治宿です。初めての宿泊の方はご予約の前によくご確認ください♨️温泉は二種類の源泉かけ流しが楽しめます(^^)日帰り入浴は500円です。#鳴子温泉郷 #東鳴子 pic.twitter.com/0K5yG7GGUh
— 赤這温泉 阿部旅館/akabaionsen aberyokan (@satominbuu) 2019年5月8日
中でも、特に阿部旅館は思わず「ただいま」と言ってしまう方が続出するほど「家庭的な雰囲気」です。
お風呂は「2種類の源泉」が楽しめる湯治宿!日帰りもOK!
赤這温泉 阿部旅館/泉質の違う内湯が二種類ありますがどちらもシャワー、アメニティなしです。洗面用具はご持参ください。入浴の際は【男湯】【女湯】【貸切】の札から1つ選び、ドアにかけて表示して入っていただくシステムになります。入浴後は必ず札は元の位置に戻して下さい♨️ #源泉かけ流し pic.twitter.com/B4cT5P9Noz
— 赤這温泉 阿部旅館/akabaionsen aberyokan (@satominbuu) 2017年7月9日
皆さんがまず気になるのは温泉のことですね?阿部旅館には2カ所の浴室があり、それぞれ違う源泉を使用しています。(奥の浴室は2種の源泉混合)
元々は、男女別だったそうですが今ではどちらの浴室も「男湯」「女湯」「貸切」を利用者が選べるようになっているという斬新なシステム!
また、洗い場にシャワーはなく石鹸と洗面器が備えられている程度で、シャンプーなどは用意されていません。
含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉の浴室
最初に紹介するのは「手前の湯」と呼ばれる、含硫黄ーナトリウムー炭酸水素塩・硫酸塩泉の源泉を使用している浴室になります。
薄く濁った温泉で、大量の白い「湯の花」が浮かんでいます。
匂いはそのまま、硫化塩泉特有の「ダシのような香り」と、硫黄泉の「ゆで卵のような香り」が混ざったような感じ。
ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉の浴室
次は通称「奥の湯」と呼ばれる、ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉の源泉を使った浴室の風景です。(湯量の問題で「手前の湯の源泉と混合」)
基本的に浴室の作りは、「手前の湯」と同じ作りです。
銭湯のように隣の浴室とは壁一枚で上がつながっていて左右対称になっています。
温泉の特徴としては、茶色に濁った、鉄と土っぽい香りのする温泉です。
基本的にはこちらの温泉の方が湯温が高めなことが多いです。
脱衣所はご覧の通り、脱衣かごと扇風機と体重計のみのとてもシンプルな作りになっています。
泉質によっての特徴や効能についてはコチラの記事をご覧ください。
>>【5分でわかる】成分別、効果がわかりやすい温泉の泉質一覧まとめ
赤這温泉 阿部旅館さん
赤這3号泉と混合泉♨️
ここのお湯も硫黄が含まれていていい匂いがするんですが、今回は史上最高に硫黄臭を感じました☺️ひとっ風呂浴びたら屋上です(笑)
東鳴子を囲う山々も色付き始めています。
これからがまたいい季節ですね。紅葉、雪。
楽しみです☺️ pic.twitter.com/03jSOarKre— あらンドロン (@eramaassa) 2018年10月16日
東鳴子阿部旅館♨️
いい湯でした☺️
体もあったまり癒されました pic.twitter.com/Dui46eWz0D— 上野々スキー場 (@miyudacha) 2015年10月6日
「暖かさのある雰囲気」と「東鳴子ナンバー1の景色」が楽しめるお部屋
次にお部屋の様子を紹介します。
と言っても特別に説明するようなことは少なく、ザ・シンプルな和室です。
上の画像は最近改装されたピカピカのお部屋で、下のお部屋は少しひなびた1〜2人用の少しひなびた感じのするお部屋。
自炊宿は連泊にも対応できるように、冷蔵庫は大型のものが備えられています。
部屋にエアコンは無く、夏は扇風機のみですが東北の高地にあるために、「暑くてたまらない」ということはないでしょう。
冬はコタツと「温泉が中を通っているパイプ」が巡らされていて、それだけでお部屋をポカポカ温めてくれます。(要別途暖房費)
また、阿部旅館は「ぼく認定、東鳴子1景色の美しいお宿」で部屋の窓からは、目の前を流れる江合川(荒雄川)と清流と、川の向こうの温泉街を一望できます。
また温泉街を走る陸羽東線の姿は鉄道模型のようで楽しいですよ。
料亭顔負け!若女将さんの手料理!もちろん自炊もOK!
阿部旅館のオススメポイントは温泉だけではありません。
自炊宿でありながら、画像のような日本料理店で修行をされた「温泉旅館ばなれ」した、三代目の若女将さんの本格的な料理をお願いすることができます。
「温泉宿ばなれした味」和食屋さんで修行された若女将さんの作る夕食
もちろん大型の温泉旅館などのように作ってから何時間もラップされていたような料理は無く、すべて作りたて。
なるべく鳴子産の食材にこだわって作られた、本格的なお料理は、それだけでも阿部旅館に止まる価値があるようなレベルです。
秋には、同一料金で宮城名物の「はらこ飯」の特別コースも!(要確認)
阿部旅館さん
夕食頂きまーす(^O^)vマンボウの腸の酢味噌和え
茶碗蒸し~(*^^*) pic.twitter.com/G1fGhjzk3i— ♨ぶるーすりー♨ (@Naruko7655) 2017年5月27日
腹がパンパンでさっきまで文字通り食い倒れてましたw
量も質もパワーアップした阿部旅館の夕食です。
真ん中の吉次の煮付け!んも~美味すぎます。
お刺身も、つぶ貝やらプリプリのラインナップ♪
茶碗蒸しに至ってはカニ味噌で覆われてます♪
大興奮の夕食でした~☺️ pic.twitter.com/DdqzkMOLaA— Forest (@murubu) 2018年4月29日
設備の整った共用台所で自炊
阿部旅館は自炊湯治宿ですので、もちろん誰でも使える共同の台所があります。
調理器具や食器なども豊富に用意されていますので、行き帰りに購入した名物なんかもコチラで調理できます。
電子レンジも有って食事を簡単に住ませるときはとっても便利です。
近くには外食できる個性的な飲食店も!
「どうしても自炊はいや〜!!」「食事は予約していなかったしどうしよう!?」というときも全く問題はありません。
近隣には、おみやげ屋さん、酒屋さん、大型のドラッグストアがあり最低限のものは買えるようになっています。
そして、それよりもオススメしたいのは「日替わりの海鮮がとにかくスゴイ焼肉屋」「ボリュームたっぷり、なかなか料理が出てこないラーメン屋」という何とも個性豊かな飲食店がありますので、自炊せずに行ってみてもらいたいくらいです。
>>宮城県【東鳴子温泉グルメ情報】食堂千両 焼肉八兆 2軒を紹介
東鳴子温泉「阿部旅館」施設情報
基本情報
住所 | 〒989-6711 宮城県大崎市鳴子温泉字赤這125−1 |
---|---|
電話番号 | 0229-83-2053 |
チックイン/チェックアウト | 14:00〜 /〜11:00 |
宿泊料金 |
※日帰り休憩(9:00~15:00まで):1690円(小学生700円) |
立ち寄り入浴 | 大人500円(小学生300円/幼児無料) (9時~18時・貸切も可) |
駐車場 | 有り |
ネット予約 | なし |
備考 |
|
地図
アクセス
- 【鉄道で】東北新幹線「古川」駅から陸羽東線に乗り換え「鳴子御殿湯」駅まで45分:駅から徒歩15分
- 【バスで】仙台駅のバスターミナルから「ミヤコーバス」で1時間22分:バス停から徒歩15分
- 【お車で】東北自動車道、古川ICから、国道47号線を西へ26キロ
リンク集
また、
当ブログの他の記事でも紹介しておりますのでそちらも合わせてお読みください。
>>宮城県、東鳴子温泉のオススメ自炊湯治宿トップ2【一人旅】
>>温泉ノマド生活 Wi-Fi完備のオススメ自炊湯治宿【東北編】
まとめ・おまけ情報
かなりボリュームのある記事になってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございます。
里帰り経験のないぼくが見つけた「ココロのふるさと鳴子温泉郷」のココロの実家。『赤這温泉・阿部旅館』の紹介でした。
訪れるのが半年も開いてしまうと、阿部旅館に帰りたくて仕方ななくなって禁断症状まで起きてしまう。
行ったら行ったで帰りたくなくなる。という最強の居心地の良さをアナタにも体験していただきたいと思います。
最後に、オマケ情報をいくつか。
6年前に掲げた少々荒めの目標(^^)v台所にねっぱしてある。 pic.twitter.com/kbGqyx5Xfd
— 赤這温泉 阿部旅館/akabaionsen aberyokan (@satominbuu) November 16, 2013
阿部旅館は2階から、浴室の上に出られるようになっていて、お風呂上がりにここで風に当たるのは本当に気持ちいいです。
長期滞在の時はここに洗濯物も干せますし、夜には満点の星空を眺めることもできます。
宿泊の際には、ぜひコチラで温泉に入浴してあたたまった体をクールダウンしてください。
これをやってみたかった(笑)
スカイラウンジで‼#赤這温泉 #阿部旅館#東鳴子温泉 pic.twitter.com/rJi1Nf2COz
— オリザ、 (@oryza2199naruko) 2019年2月24日
最寄駅の鳴子御殿湯駅から阿部旅館までは、徒歩15分ほどかかります。
一見不便そうですが、なんとものどかな風景を見ながら歩くというのも都会暮らしをする者からすれば贅沢に感じることができます。
- 春〜夏の緑と色とりどりの花
- 秋には紅葉とススキ
- 冬の真っ白な雪景色
どれも甲乙つけがたい景色です。ぜひコチラもご堪能ください。
また、阿部旅館のお土産には「若女将さんデザイン」【んだか、わけぇタオル(地元民談)】
と
他の温泉旅館の方も買い求める、【鳴子ナンバー1の温泉卵(1パック10個500円)】がオススメです!!
東鳴子・赤這温泉『阿部旅館』炭酸水素塩泉の72℃ある源泉で自家製温泉卵つくっています。作り置きもあまりしてませんのでお早めのご予約お待ちしております。 pic.twitter.com/OcXmqJWE
— 赤這温泉 阿部旅館/akabaionsen aberyokan (@satominbuu) 2013年2月7日
若女将さんに教えてもらった温泉卵の作り方、自宅で試してみました。
>>自宅で本格温泉卵の作り方解説【ヨーグルトメーカーで簡単!】
あわせて読みたい
自炊湯治の魅力note書きました!
自炊湯治ってどうなの??と思われた方には自炊湯治について詳しく書いたnoteがありますのでこの記事と合わせて読んでいただけると嬉しいです!