温泉や銭湯を求め、旅から旅の生活をしておりますが、すべての旅行の9割以上は「ひとり旅」です。
おっきなお風呂(@okina_ofuro)です。こんにちは。
ひとり旅をしているとよく
- 「ひとりで旅行して楽しい?」
- 「ひとり旅って怖く無いの」
- 「ひとりで外食も無理なのに旅行なんてとても・・」
なんてことを言われることがあります。
多くの方にとって「旅行」といえば仲良し・カップル・家族、2人以上行くイメージがありますし、それも楽しいことは分かっています。
とこらが、いったん「ひとり旅」の魅力に気がついてしまうと、大勢での旅行のストレスがいかに多いのかにも気がついてしまって「あーこれがひとり旅だったらな〜」なんてことも。
今回は、そんなひとり旅の魅力についてお話ししたいと思います。
特に
- ひとりの時間が欲しいのに、ひとりで行動するのが苦手な方
- 旅行なんて数年に一回、行くとしてもツアー
- 人とは違う旅の目的のある方
に読んでいただきたいです。
目次
「ひとり旅」は日程も途中の時間もすべてが自分の思うがまま
ひとり旅のメリットはとにかく”自由”ということ。
時間を他人に合わす必要のない自由の快適さは「グループ旅行」では味わえません。
どんなふうに快適なのか、思いつくままに書いていきたいと思います!!
日程を合わせる必要なし!当日思い立ってもOK!
2人以上のグループ旅行最大の難関だと思うのですが、数名で旅行に行くには「参加する全員の休みを合わせなくてはならない」ことですよね?
特にぼくのように「平日休みがほとんど」「カレンダー通りに休めない」ヤツにとってはグループ旅行・家族旅行自体がかなり不可能に近い。
ひとり旅ではこのわずらわしい「スケジュール調整」が必要ありません。
数日間の連休(1日休みで日帰り旅行でももちろんOK!)があれば、もちろん事前に綿密な計画を練るのも楽しい時間ですが、「休みだけど予定がないな〜」となれば突然、気の向くままの旅だってできてしまいます。
- 朝のワイドショーで桜・紅葉がキレイって言ってた
- 急に仙台の牛タンが食べたい!!
- 無性に海が見たい!!!
そんな理由で十分です。
この「フットワークの軽さ」はひとり旅の大きなメリットのひとつです。
スマホが1台あれば、今の時代「思い立ったらすぐ旅行」できてしまいます。
旅行中も全部自分の時間、好きなことを好きなだけ
次にグループ旅行をわずらわしく思うのは「旅行中、全員の意見を一致させる」ことです。
食事やトイレの時間も人とあわせたり「本当はここ前にいったんだよなあ」なんて場所に行かないといけないことも。
わがままなこと言ってると思われるでしょうが、ひとり旅だと”全然わがままで構わない”
ぼくみたいに「1日に10カ所も温泉にはいる」なんて旅行についていきたい人は珍しいですよね?
グループ旅行だと、人に気を使ってぼくも温泉入浴を断念します。
ひとり旅だと同じテーマの場所を狂ったようにまわっても、1ヵ所だけで1日いても自分の自由です。
”趣味のかたよった旅”も「ひとり旅」ならでは
ぼくの場合はお風呂になりますが、人それぞれ興味のあるものは違ってグループ旅行だと「みんなが何かしらを諦め・ガマンしている状態」になりがち。
ひとり旅なら
- 1日ラーメンを5杯食べる
- 美術館を3カ所はしごする
- 1日中滝を見てボーッとする
- 旅行期間中毎日ミュージカルばかり見る
自分のしたいことを思う存分楽しんでも誰にも迷惑はかかりません。
あまりに好きならディズニーランドに行って1日中「ビックサンダーマウンテン」だけ乗り続けたって良いのです。笑
誰にも気を遣うことなく寄り道、予定変更だってできる
旅は基本的には”知らない土地に行く”ということなので、途中に思いがけず
『このお店、すごく好み!寄り道したい!』
という場面に遭遇します。
「わーステキな喫茶店!でも、さっきみんなで休憩した所だし。。」
思いがけず知ってる名所の標識発見!!
「見てみたかった所だ!こんなところにあったんだ」
という経験したことありますよね??
ひとり旅ならそんな心配もなし!です。
さえぎるものは有りません!好き放題、寄り道すればいい!
なんだったら窓から見えた景色が素敵だから、急に思い立って途中下車したり、高速を降りたりしてもいいわけです。
思ったより疲れたなら、宿に直行してもいいでしょう。
思ったよりもココが楽しいから、別なところにもいきたかったけど今回は諦めよう。
それだけのことです。
すべてが自分だけの時間。そんな「急な予定変更」もひとり旅の魅力です。
ツアーは時代遅れ?スマホで手軽に個人手配できる「ひとり旅」
最初に少し触れましたが、スマホのある今の時代、旅に対するハードルは格段に下がりました。
スマホさえあれば
- 宿泊先の予約
- 地図や目的地への行き方
- 鉄道の切符の予約
- レンタカーの手配
- 乗り換え案内
- 現地でのお店探し
すべて個人で簡単にできてしまいます。
地図や時刻表、もちろん旅行ガイドの類も必要ありません。(あればあるで楽しかったりもしますけど)
社員旅行などの団体旅行がいろんな意味で時代遅れであるのは、もはや動かし用のない事実だし、旅行代理店やツアー会社に旅行を手配してもらう必要はどこにもないですよね。
こんな便利な「個人手配」の世の中になったからこそ、これからは自分がいきたいところだけにいき、したいことだけする「ひとり旅主流」という時代が来ると思っています。
今はまだ、温泉旅館をはじめ観光地などでは「宿泊は2名から」というひとり旅お断りという宿も多くあります。
お宿からすれば、グループでもひとりでも同じ一部屋を使ってしまうので、お一人様は「招かざる客」という気持ちもわかります。
でも間違いなく時代はひとり旅主流に向かっているので、一人客に対応してくれる宿も増えつつあります。
気が利く繊細の人ほど「ひとり旅」がオススメ
ここで少し「どんな人がひとり旅に向いている」かについて考えてみます。
なんとなく、ひとり旅してる人って
- 普段から一匹狼
- 芯が強く、チャレンジ精神旺盛
- 器用でどんなこともできる
- しっかりした自分の考えを持ってる
みたいな「たくましいイメージ」があると思いますが、ぼくが思うには本当にひとり旅に向いているのは
- 新しいところに行くのが苦手で外食もひとりで行くのが苦手
- ”いつもと同じ”が落ち着く
- いつも他人に気を使っている
というような繊細で引っ込み思案な人だと思っています。
こういう人は、ハッキリ言って気を使いすぎてグループ旅行が楽しめないタイプだと思います。
旅行中、同行人が楽しめているか気になって仕方ない人です。会話が途切れるのが怖いタイプ。
新幹線に乗って窓際に座るとトイレを我慢するようなタイプの人です。
逆にいうと、自由なひとり旅をしないと「旅行の楽しさ」がわかりにくい人。不器用で繊細な人にこそ”ひとり旅”は絶対的にオススメです。
ひとり旅って、0から100まで
- 自分でプランを立てる
- 実際に実行する
- トラブルに対処する
- 反省をして次回に活かす
全部自分の責任ひとつのプロジェクトを終わらせないといけないので、極端な話、ひとり旅を続けていると苦手分野を克服できるし『仕事のできるヤツ』になれると思ったりしています。
オススメは「素泊まり+外食」だけど少し上級者向けかも
ひとり旅で気になるのは(特に泊まりの場合は)食事ではないでしょうか?
これは完全に好みの問題になりますが、ぼくは宿は食事なしの「素泊まり」にして温泉街の店で外食をすることが多いです。
(温泉街のようにある程度都会な場所に泊まる場合ですが)
宿で食事をつけてしまうとチェックイン時や予約時に「食事は何時になさいますか?」ということになって、時間的自由がなくなってしまうからです。
もちろん「あのホテルの食事が食べたい」というのが旅の目的なこともありますので、それはそれで良いのですが、宿についてからもなるべく時間的自由を保っていたいんです。
宿についてから
- ひたすらお風呂に入ってゴロゴロする
- 近くを散歩したり湯巡りしたりアクティブに過ごす
- パソコンで音楽聴いたり映画みたり本読んだり「インドア」をとことん
- なんなら仕事する
やりたい放題、好きに時間を宿で過ごすのも体験していただきたい「旅の過ごし方」です。
ぼくのイチオシの旅スタイルに、台所の設備のついた自炊湯治宿という昔ながらの温泉宿に連泊する『湯治』があります。
自炊湯治宿は1人泊OKなところがほとんどですのでチェックしていただきたいと思います。
自炊湯治については、詳しく紹介した記事があるのでそちらをご覧いただけると嬉しいです。
\関連記事/
>>初めての自炊湯治【女性の一人旅にも】最高の『温泉癒しスポット』解説
自炊湯治宿も多数紹介しているのでそちらの記事もよろしくお願いします。
>>東鳴子温泉『阿部旅館』圧倒的に家庭的!食事の美味すぎる自炊湯治宿って?
>>北海道幌加温泉【鹿の谷】いま最も行っておきたい自炊湯治宿
>>別府温泉郷、鉄輪温泉の自炊湯治宿(貸間旅館) 双葉荘と陽光荘【地獄蒸し可】
「ひとり旅」のデメリットは??
最後にひとり旅のデメリットについて考えてみます。
もうこれはシンプルに
- 料金が割高になる
- やっぱり寂しいといえば寂しい
の2点でしょうね。
先ほども触れたように観光向けのお宿は現在のところ基本的に「1室2名以上から」の対応です。
1室2名なら1人あたり12000円の旅館が、1人泊なら1泊15000円とかになったりします。
移動も高速道路代やレンタカー代はグループだと割り勘できますが、ひとり旅だとかなり高額になります。
そういう部分を考えれば、ひとり旅へは鉄道・バス・飛行機で出かけるのが良いと思います。
また、ひとり旅は移動中やお宿でふと寂しさを感じることが出てきます。
これに対してぼくは「寂しさもひとり旅の魅力」と考えることにしています。
その寂しさを感じることによって、普段はなかなか気がつくことができない「家族・恋人・友人のありがたさ」を感じて『帰ったらあの人に連絡してみよう』『家族に感謝の言葉を伝えよう』と思うことができます。
ひとり旅では、考え事する時間が多いからか、環境を変割ったからかわかりませんが、普段はなかなか気がつかないことに気がつくよくあります。
“「ひとり旅」のススメ”まとめ
というわけで、好き放題”ひとり旅”について語らせていただきました。
初めてひとり旅にチャレンジするのはかなり勇気が必要かと思います、まずは「近場への日帰り旅行」から初めてみることをオススメします。
必ずトラブルに見舞われることもありますが、自分を見つめ直す機械になり、自分の弱点克服になり。どんどんひとり旅を有効に楽しめるようになってきます。
この記事は最近、女性ライターさんの「ひとり旅」がテーマの本が相次いで発売されたので、触発されて書きました。
\詳細記事/
>>ひとり旅ブロガー月山もも著【ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山】
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>>【女ひとり温泉をサイコーにする53の方法】永井千晴 How toひとり旅な入門書
>>【永井千晴さん(ながち)】バズ連発の文章が美しい女性温泉ライターさん紹介
ぼくが書いた有料note ”格安温泉旅行の達人が教える、失敗しない温泉宿の選び方”もあわせて活用していただけると嬉しいです!!
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