おっきなお風呂(@okina_ofuro)です。こんにちは。
今回は温泉の効能について書いて行きます。
温泉の効き目は環境省が温泉法によってキチンと定めていますのでそれをわかりやすくまとめただけではありますけども。
適応症:「入浴したらこんな症状に良いんだよ〜」
禁忌症:「こんなときに入浴したら余計に悪くなるかも」
です。
インターネットや雑誌で行きたい温泉を調べるときに役立てていただけると嬉しいです。
すぽんさ〜♨️
一般的適応症と禁忌症(浴用)

まずは一般適応症と禁忌症です。
これは、簡単に言いますと温泉でなくても効果の期待できる症状です。
ですので銭湯のお湯や極端な話、家のお風呂でも効果がある項目になっております。
一般的適応症
- 筋肉もしくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)
- 運動麻痺における筋肉のこわばり
- 冷え性
- 末梢循環障害
- 胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)
- 軽症高血圧
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 軽い高コレステロール血症
- 軽い喘息又は肺気腫
- 痔の痛み
- 自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)
- 病後回復期
- 疲労回復
- 健康増進
一般的禁忌症
- 病気の活動期(特に熱のあるとき)
- 活動性の結核
- 進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など身体衰弱の著しい場合
- 少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気
- むくみのあるような重い腎臓の病気
- 消化管出血
- 目に見える出血があるとき
- 慢性の病気の急性増悪期
泉質別適応症

次に、泉質別の適応症と禁忌症を下の表にしております。
泉質名 | 適応症(浴用) | 適応症(飲用) | 禁忌症 |
---|---|---|---|
単純温泉 |
| ― | ― |
塩化物泉 |
|
| ― |
炭酸水素塩泉 |
|
| ― |
硫酸塩泉 |
|
| ― |
二酸化炭素泉 |
|
| ― |
含鉄泉 | ― |
| |
酸性泉 |
| ― |
|
含よう素泉 | ― |
| ― |
硫黄泉 |
|
|
|
放射能泉 |
| ― | ― |
飲用では泉質とは別に、成分の値によって禁忌症が定められます。
- ナトリウムイオンを含む温泉を1日(1,200/A)×1,000mLを超えて飲用する場合 ― 塩分制限の必要な病態腎不全、心不全、肝硬変、虚血性心疾患、高血圧など)
- カリウムイオンを含む温泉を1日(900/A)×1,000mLを超えて飲用する場合 ― カリウム制限の必要な病態(腎不全、副腎皮質機能低下症)
- マグネシウムイオンを含む温泉を1日(300/A)×1,000mLを超えて飲用する場合 ― 下痢、腎不全
よう化物イオンを含む温泉を1日(0.1/A)×1,000mLを超えて飲用する場合 ― 甲状腺機能亢進症
飲用においては自治体の保健所によって、飲用の許可が必要なのでなかなか堂々と「飲んでも良いよ〜」とかいてある施設は少ないのでそんなに気にすることもないかなとも思います。
あわせて読みたい
各泉質の特徴や、分類の基準を詳しくお尻になりたい場合はこちらの記事も合わせてお読みください!