事件です。おっきなお風呂(@okina_ofuro)です。こんにちは。
温泉、銭湯に通っていると全く思いがけないことが起こるものです。
ときには、訳の訳のわからない人にからまれ、いきなり怒鳴られたりしてせっかくのリラックスタイムが台無しになってしまうこともあります。
今回は、先日起こりましたエルム街の悪夢34丁目の奇跡な出来事をお知らせいたします。
ある日の日常
いつもの銭湯で
お風呂の如くさわやかに
ぼくはいつものように、朝起きたまま何もせずにいつもの銭湯に、お気に入りのお風呂道具を抱えて『朝風呂』を楽しもうとやってきた。
その日は日曜日だが仕事がある。
そんなときには、いつも1本の水のペットボトルを銭湯の入り口で買って、サラッと交互浴を嗜み、シャキッとした気分で仕事に向かうのがぼくの習慣だ。
自動販売機から、ペットボトルを取り出そうとしたとき、後ろから聞きなれない女性の声がした。
『水なんか飲んでるんじゃない!!』そう聞こえた。
ぼくは、直感的に「まずいことになった、このままではせっかくの朝の楽しみが台無しになってしまう」と感じ、全く声がした方向に目も向けずに
と、これ以上自体が悪くならないよう、最新の注意を払いながら脱衣所に逃げるように向かった。
「変なのにからまれたら、たまったもんじゃあない。」
風呂の彼方に
「せっかくの朝風呂だ。台無しにされてたまるもんか。」
ぼくは独り言をいいながら。お風呂に入るため、着ている服を手際よく脱ぎ去った。
脱衣所には、顔見知りの老人たちがいつものように、昨晩自分たちに起こった出来事を報告しあっている。
なんて清々しい朝だ。
「さて、浴室に向かうか」
ぼくは自分のお風呂道具に目をやった。
何か違和感がある。
洗面器の上に、見に覚えのない『紙くず』がのっていたのだ。
入浴しなけりゃ意味がない
取り乱さずにはいられなかった。
全く身に覚えがない。
そのとき、さっきの老婆の声が脳裏に蘇った
ぼくは「ハッ」とした。
1万円だぞ!?コーヒー50杯分だ!!なんてこった!!
さっき、おふろ入る前に
『風呂上がりにコーヒー牛乳飲みなさい!!』
っておばあちゃんに言われて。からまれたかなって
『ハハハ』
と愛想笑いして脱衣所で服を脱いで、ふと見たら_人人人人人人人人_
>1万円inマイ洗面器<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄どこの誰かもわからないしどうしたらいいの?
— おっきなお風呂♨️インふろエンサー (@okina_ofuro) November 30, 2018
急いで、脱ぎ去った服を着なおし老婆を探したものの、そこには銭湯のご主人が一人のんきにテレビを見ているだけだった。
もちろん女湯にまで追いかけるわけにもいかないので、ぼくはいつものようにお風呂に入る他になかった。
A銭湯で行こう
いつもより急いで入浴を済ませたぼくは、銭湯のご主人に尋ねた。
お礼も言えぬまま、さよならも言わず老婆は行ってしまった。
もちろんお金は返すつもりだったのに。
その上で老婆と「風呂上がりのコーヒー牛乳」で乾杯したかった。
だが、それも叶わぬ夢だったのだ。
だが、コーヒー牛乳はいつもと同じように風呂上がりのを優しく包み込んでくれる。
もうあの老婆に会うことはないだろう。
銭湯から出て、気持ちい風に当たりながら、ぼくはこう決めた。
ぼくが、年老いたらば見ず知らずの若者の洗面器に、1万円をコッソリ乗せておこう。それがあの老婆へできるせめてもの恩返しだ。
このコトバとともに。
今朝、銭湯で見ず知らずのおばあちゃんにもらった1万円の使い道決めました。
それは、
【おじいちゃんになったら、銭湯で見ず知らずの若者に1万円あげる♨️】これで正解でしょう? https://t.co/hkwAYbAZue
— おっきなお風呂♨️インふろエンサー (@okina_ofuro) November 30, 2018
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