こんにちは!!
おっきなお風呂(@okina_ofuro)
です!!
温泉に行くとよく見かける、温泉分析書ってありますよね。
元素記号や、数字がたくさん並んでいて、みて椅子だけでも頭が痛くなる代物です。
あの温泉分析書を見るときに、みなさんがどこを気にしているかといえばもうほぼ100%に近い数字で
泉質名と適応症(効能)の部分ですよね。
という人は多いでしょうが
なんて人はまずいませんね。
この泉質名は、その温泉に含まれる物質によって決まります。
今回は、泉質名の基準と特徴、効能をまとめてみます
すぽんさ〜♨️目次
単純温泉
基準
温泉、1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものです。
このうちpH8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」と呼びます。
特徴
日本で一番多い泉質で、ちょっとした温泉ファンからは「なんだ単純温泉か」と敬遠されたりしますが、効果が薄いというわけではありません。
名湯と言われる温泉にも単純温泉は多いです。
泉質別適応症
浴用
- 自律神経不安定症
- 不眠症
- うつ状態
塩化物泉
基準
温泉、1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が塩化物イオンのものです。
特徴
単純温泉の次に多い泉質です。
入浴後、肌についた塩分が汗の蒸発を防ぐので保温効果が高いです。
陽イオンの主成分により
- ナトリウムー塩化物泉
- カルシウムー塩化物泉
- マグネシウム―塩化物泉
などに分類されます。
泉質別適応症
浴用
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- うつ状態
- 皮膚乾燥症
飲用
- 萎縮性胃炎
- 便秘
炭酸水素塩泉
基準
温泉、1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのものです。
特徴
アルカリ性なことが多いです。
名前は炭酸泉(二酸化炭素泉)に似ていますが、全く異なる泉質です。
ヌルヌルした感触で美肌の湯と呼ばれる温泉が多い泉質ですね。
陽イオンの主成分により
- ナトリウムー炭酸水素塩泉
- カルシウムー炭酸水素塩泉
- マグネシウムー炭酸水素塩泉
などに分類されます。
旧泉質名では、重炭酸土類泉と重曹泉に別れていたものが1つになりました。
泉質別適応症
浴用
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 皮膚乾燥症
飲用
- 胃十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 高尿酸血症(痛風)
硫酸塩泉
基準
温泉、1kg中に溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が硫酸イオンのものです。
特徴
血流改善、保温効果が高く、傷の治りをはやめます。
保湿効果も高いので、乾燥肌の方にもオススメです。
陽イオンの主成分により
- ナトリウムー硫酸塩泉
- カルシウムー硫酸塩泉、
- マグネシウムー硫酸塩泉などに分類されます。
泉質別適応症
浴用
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- うつ状態
- 皮膚乾燥症
飲用
- 胆道系機能障害
- 高コレステロール血症
- 便秘
二酸化炭素泉(炭酸泉)
基準
温泉、1kg中に遊雛炭酸(二酸化炭素)が1,000mg以上含まれているものです。
特徴
比較的珍しい泉質で、二酸化炭素が皮膚から吸収され、血管が広がるので、血流改善効果があります。
最近は人工的に炭酸泉を作る施設も増えてきました。
泉質別適応症
浴用
- きりきず
- 末梢循環障害
- 冷え性
- 自律神経不安定症
飲用
- 胃腸機能低下
含鉄泉
基準
温泉、1kg中に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)が20mg以上含まれているものです。
特徴
鉄サビによるが赤褐色が特徴です。
いまいち、浴用では効果が解明されていないようです。
飲用で貧血に効果があるといいますが、おいしくは無い上に、かなりの量を飲まないと効果がないです。
泉質別適応症
飲用
- 鉄欠乏性貧血症
酸性泉
基準
温泉、1kg中に水素イオンが 1mg以上含まれているものです。
特徴
外国では大変珍しい泉質だそうですが、日本では多くある泉質です。
殺菌力が高く、慢性的な皮膚病に効果が高いことがわかっています。
また、血糖値の改善に効果があり、糖尿病の方にもオススメです。
泉質別適応症
浴用
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 表皮化膿症
含ヨウ素泉
基準
温泉、1kg中によう化物イオンが10mg以上含有するものです。
特徴
薬のヨウ素の匂いがします。
非火山性の温泉に多く、時間がたつと黄色く変色します。
浴用では泉質別の適応症は認められていません。
泉質別適応症
飲用
- 高コレステロール血症
硫黄泉
基準
温泉、1kg中に総硫黄が2mg以上含まれているものです。
特徴
硫黄型と硫化水素型に分類されます。
日本では多い泉質で、腐ったタマゴの臭いに似た硫化水素の香りは、一番温泉気分を盛り上げてくれます。
肌の殺菌作用と、血管を広げる効果もあります。
泉質別適応症
浴用
- アトピー性皮膚炎
- 尋常性乾癬
- 慢性湿疹
- 表皮化膿症
- 硫化水素型については、末梢循環障害が加わる
飲用
- 耐糖能異常(糖尿病)
- 高コレステロール血症
放射能泉
基準
温泉、1kg中にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ単位以上)含まれているものです。
特徴
ラドン泉とかラジウム泉とも呼ばれます。
微量の放射能は、細胞を刺激して、免疫作用などを活性化する「ホルミシス作用があるとされます。
鎮痛効果が研究されています。
泉質別適応症
浴用
- 高尿酸血症(痛風)
- 関節リウマチ
- 強直性脊椎炎
あとがき
以上、泉質のまとめでした。
いつでもすぐに、泉質よ適応症が見たい!!という方のために、見やすい一覧表のある記事もあります。
ブックマークに最適ですよ。
あわせて読みたい
重曹泉(炭酸水素塩泉)の里、東鳴子温泉の記事
自宅でも硫黄泉が楽しめる入浴剤「湯の素」オススメ記事
冷え性と皮膚の乾燥に良いんだね〜〜。
今の自分にぴったり♨️