こんにちは!おっきなお風呂(@okina_ofuro)です!
そして、ぼくのことをおっきなお風呂(@okina_ofuro)と呼ぶ人もいます。
さて、今回は
高齢者、特に一人暮らしの高齢者の方にこそ銭湯通いをオススメしたいと思います。
ぼく今までで2度、お風呂で倒れていた高齢者を助けたことがあります。
今になって思うのは、あれ銭湯でよかった。
- もし自宅だったとしたら。
- それも一人暮らしだったら。
と思うと怖くなります。
すぽんさ〜♨️
お風呂での死亡事故は年間20,000人
日本では毎年およそ2万人の方がお風呂でなくなっています。
主な原因はヒートショックと呼ばれる、脱衣所と浴室の寒暖差によって急激な血圧の変化にさらされ、心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などを起こす現象だといわれています。
お風呂での死亡事故が冬の時期に極端に増えることからも裏付けられています。
そしてお風呂での死亡事故者は、65歳以上の高齢者が9割、75歳以上は7割と大きな割合を占めています。
そんなこんなで、ぼくは高齢者の方(特に一人暮らしの方)に銭湯通いをしていただきたいんです。
参考サイト:LIFULL HOME’S PRESS
倒れても誰かいる安心感
銭湯は家のお風呂と比べると脱衣所にも空調が完備されておりますので、脱衣所と浴室の温度差は小さいです。
また、大抵の場合はそれか他のお客さんがいるので、万が一具合がわるくなっても助けを求めることができます。
気を失ったとしても助けてもらえる可能性が高いです。
また、番台式の銭湯の場合は、お店の方も浴室を見てくれているのでさらに安心ですね。
浴室で何かあった場合、すぐに気がつけるように多くの番台は入り口に背を向けるようになっています。
そして、実際に倒れるようなことはないとしても、高齢者が銭湯に通うと次のような効果が期待できます。
外出のきっかけになる
高齢になってしますと、どうしても外出がおっくうになってしまいがちです。
一日中テレビの前に座ったままで、ほとんど運動もしないのではドンドン老け込んでしまいますね。
毎日銭湯に行く習慣があると、少なくとも5分ぐらいは歩くことになるのでウォーキングにもなります。
また、脱衣所も家のお風呂とは比べものにならないほど広いので、お風呂上がりには自然と体操の一つでもしたくなることでしょう。
気候のよい季節なら、少し帰り道に寄り道して桜の花や紅葉だって楽しめるでしょう。
とにかく、ぼくが銭湯で顔見知りになったお年寄りは皆さん元気です!
尼崎市戎湯には大きな温度計が浴槽についています。
朝風呂の常連のおじいちゃんはお湯の温度が低いと
「ワシがあったかくしたるわ!」
と言って湯口のお湯を温度計に浴びせまくり、表示温度を上げてくれます。
「ほら!あったかくなったやろ?!」
自慢げなおじいちゃん。
とっても平和♨️ pic.twitter.com/ogEmgs3GBX
— おっきなお風呂♨️インふろエンサー (@okina_ofuro) August 28, 2018
話し相手、友人ができる
「一人暮らしの高齢者は、一言も発っすることなく1日を過ごしてしまいがちだ。」
という話をよく聞きます。
これは本当に精神衛生上良くないですね。
1歩間違えてしますと、認知症やうつ病まっしぐらな状態です。
そうなってしまうと、さらに外に出かけなくなり、何に対してもやるきが出せなくなってしまいます。
銭湯に通うとお店の方や常連さん自然と顔見知りになります。
なるべく同じ時間帯に行き続けるのが特に良いでしょう。
同じ時間には同じ人と会うことが多いです。
天気や季節の話。話題のニュース。
果ては誰にも言えないような愚痴まで話ができる友人ができることもあります。(お互いの名前すら知らなくても)
銭湯で知り合った友人と、食事の約束をしたりスポーツ観戦やお芝居見物に出かけるようなこともあるかもしれませんね。
とにかく良いことづくめでしょう?
私事ですが、ぼくの祖父母はずっと風呂のない長屋に住んでいました。
毎日、銭湯に通っていたんです。
子供心に、ぼくの実家が近くにあるんだから実家にお風呂に入りにくればいいのに?
と聞いたことがありますが
「あんな小さい風呂に入ったって入った気がしない!!」
と、かたくなに拒んでいたことを思い出します。
銭湯通いのおかげかはわかりませんが、二人ともボケることもなく90歳まで元気でしたよ。
この記事を書いていて心配なのは、一人暮らしの高齢者がこの記事を読んでくれることはまずないだろう。ということです。
この記事を読んでくださった皆さん、ぜひこのことを身近な高齢者の方にこのことをお伝えくださると嬉しいです。
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